YARD-O-LED/ヤード・オ・レッド

その名はMillennium/ミレニアム

 

 yard-o-led

 

 

(英)YARD-O-LED/ヤード・オ・レッド社が2000年限定でリリースしたこの万年筆【Millennium 2000 Limited Edition Pen】は国内においては20数本のみ販売されたのだという。まるで都市伝説のような話しだが、そんな貴重な一本を入手することができたのはまさに僥倖だった。

 

ちなみに世界では”366本の限定”であったというがこの数字には一体どんな意味があるのだろうか?曰く【太陽暦の閏年1年の日数が366日】、又曰く【月は地球の周りを10000日間で約366回転する】などなど・・・【366】という数字は実に多くの符号を持った特別な数字であるという。ブランドサイドの真意は定かではないが、何とも浪漫のある話だ。

 

私見ながら、こと筆記用具というのは非常にその人の趣味や美意識が垣間見えるアイテムのように思う。当たり前だが【書く】というたった一つの目的さえ達成できれば【何を使おうがその人の自由】だからだ。つまり、そこに”何を選択するのか”というその人となりが見えてくるのである。

 

私の師は筆記用具に拘りのある人だった。馴染みのジャケットの内ポケットにいつもチラリと見えるのはMontblanc/モンブランマイスターシュティック。目ざとく見つけた私に【安い筆記用具では値段程度の事しか書けない気がして・・・】と少し照れながら話されていたのをよく覚えている。

 

購入の経緯を伺えば師にとっての記念品のようなものだったそうだ。【これを買うことで自分に強化()を与えたんですよ】と冗談交じりに話す師は間違え無く素敵だった。

 

※心理学用語。ようはご褒美

 

師の言葉に逆らうようだが、100円のペンシルから描き出される壮大なプランや名言・名文というのはきっとあるだろう。【筆記用具の価値=書いたものの価値】ではないのだ。

 

しかしながら、その【書く】という極めて日常的な動作に込められた美意識というのはきっとその人自身の魅力を大いに高めてくれるひとつのポイントなのではないかと私は思う。

 

その”ポイント”は全ての人には通じない【秘密のメッセージ】のようなものかもしれないが、それが判った時にはまるで心が通じ合ったような不思議なシンパシーを感じることだろう。それがたとえ交流の無い他者であったとしても・・・だ。

 

あなたに拘りや美意識はありますか?それはきっとあなたの人生を豊かで幸せにしてくれる大いなるヒントであり、あなた自身があなた自身たりえる大きな”ポイント”になることでしょう。

 

 

by Dad

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