Turkmen/トルクメン

その髪飾りには一体どんな祈りが込められていたんだろう?

 

Turkmen

 

 

 

ご覧の通り民族色の強いデザインのこのネックレスは19世紀後半から20世紀初頭にかけて騎馬民族【Turkmen/トルクメン族】の花嫁が身に着けていた”元”髪飾りだったという。

 

当時の職人による細かな細工が施されたアンティークシルバーのパーツにターコイズが散りばめられた華やかなデザイン。身につけた花嫁ばかりでなくその親族や花婿もきっと心躍らせたことだろう。

 

そのどこかエキゾチックで不思議な魅力は-用途を変え-姿を変え-そしてオーナーすらも変えた現在も色あせることなく輝きを放ち続けている。

 

人の一生というのは鉱物や樹木のそれと比べるとはるかに短い。きっとお互いに全く違った時の流れの中に存在しているのだろう。

 

品物にまつわる逸話が尽きないように、その巡り合わせは人間同士の”縁”と同様に数奇だ。このアクセサリを作った職人はまさか自分が作ったものが、200年後に私のような東洋人が首からぶら下げているなんて全く予想しなかっただろう。

 

このアクセサリは一体これまでにどのような道程を経て私のもとへたどり着いたのだろうか。それは判らない。

 

でも【物の一生】としてそんな運命も悪くないんじゃないか?私はそう思うのです。

 

そう、”朽ちて土に還る”その日まで。

 

 

by Dad

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