『Dの研究ノート』ースカルプテッドオーバル考察ー

Gaboratory/ガボラトリーのアイテムについて私が過去にご質問・ご相談頂いた案件について『Dの研究ノート』という形でご紹介かたがたまとめてみました。

 

いつまで続けれるシリーズなのかはなはだ疑問ですが、しばしお付き合いを・・・!

 

 

久々となりました『Dの研究ノート』「まだ続いてたんかいっ!」と各方面からツッコミが入ってしまいそうですね(苦笑)

 

◆過去の『Dの研究ノート』

-ガボラトリーのループタイ-

-ラージハーレーチェーンブレス-

 

今回はガボールファンの間で【長年の謎】とされているスカルプテッドオーバルについて考察してみたいと思います。

 

スカルプテッドオーバルとは何だろう?

直訳すると【sculpted oval=彫刻された楕円】の意。

 

 

言わずもがなGaboratory/ガボラトリーブランドの誇る大人気モチーフであり、ガボール独特のデザインとして非常に高い完成度とオリジナリティで多くのファンを魅了しているモチーフですね。

 

ガボールファンならば一つは所有したい魅力があるモチーフなのではないでしょうか!?

 

不思議なデザイン。そのモチーフとは???

一説には『女性器』を模ってデザインされているという話がありますね。あるいは『瞳』などなど・・・スカルプテッドオーバルのモチーフについては諸説あります。

 

 

いずれも「確かに!?」と頷いてしまう説なのですが、ガボール氏亡き今・・・その真実は永遠に証明されないのでしょうか???

 

Dの私見

たまーにブログでもご紹介しているのですが、私は【スカルプテッドオーバル=ガボールの考案したオリジナルクロスの一種では!?】と考えています。

 

 

それでは「なぜそう思うのか!?」という根拠について、バイアスかかりまくりの考察に今回はお付き合いいただければ・・・と思います。

 

ガボールはその時なにを見たのか?

何からイマジネーションを得てデザインを想起するのか!?というのはまさにデザイナーの才能であり個性ですよね。

 

 

天才的センスを持ったデザイナーたちのイマジネーションに凡百の私が推理を立てるのは無謀というものですが、私がなぜ「スカルプテッドオーバル=クロスでは?」と考えたのかについていくつか根拠をご紹介したいと思います。

 

◆女性器モチーフではなさそう?◆

古今東西「性器」をモチーフにした装飾品は数多くあり、かのクロムハーツもベルトバックルのピンやストレートすぎるデザインのボールペンなどなど、性器モチーフを積極的にデザインに盛り込んでいます。

 

かたやそれらを観察してみると「ある共通点」が浮かび上がってきます。その共通点とは・・・

 

①「花弁」を模してデザインされていることが多い。

②「陰核」を特徴的に配するケースが多い。

 

この2つでしょうか。

 

ガボールのスカルプテッドオーバルは上記の二点に照らし合わせてみるとイマイチ該当しない形状のような気がするのは私だけだろうか・・・?

 

◆瞳モチーフ?・・・か?◆

それでは「瞳」についてはどうでしょうか?確かに瞳孔が縦になった猫や爬虫類の瞳を思わせるデザインなのは確かだと思います。

 

瞳(あるいは眼球)モチーフのアクセサリーをリサーチしてみるとモロな物が多すぎてちょっと共通点が何とも見いだせなかったのが正直なところ・・・。

 

しいて特徴を挙げるとすると以下のようなものがあります↓

 

①あまり回りくどくデザインされておらず、ストレートに「眼球!」とわかるデザインが大半。

 

②その他のガボールデザインを見てみると「モチーフの特徴をよくとらえて反映されているものが多く」、「よくわからない不定形な物」はローラーモチーフを除いて少ない。

 

いかんせん重箱の隅をつつくような点しか指摘できておりませんが、私が「瞳でも性器でもなさそう」と感じた点(あるいは違和感)は概ね上記の通りです。

 

 

じゃあなんで「クロス」なのか!?

なにぶん【彫刻】と銘打たれたデザインにつき、クロスモチーフとは分けて考えるのが本筋なのですが、ここはあえてその点は無視して話を続けさせて頂きます。

 

デザインの原案は何であったのか!?ということを推理していくとスカルプテッドオーバルというモチーフをある程度、俯瞰して観察する必要があります。

 

そこで、まずは画像の「オールドスカルプテッド」あるいは「クラシックスカルプテッド」と呼ばれるモチーフを見てみましょう。

 

 

これ・・・ご覧の通り現行のノーマルスカルプテッドよりもかなりクロスに近いデザインになっていることがわかります。

 

かのレニー・クラヴィッツのために特別にデザインされたという噂のこのオールドスカルプテッドですが、リモデルの際にこのような形状となったことにデザイナーのみぞ知る”意匠”が感じられるような気がするのですね。

 

女性器説にせよ、眼球説にせよ、その根拠として着目されていたのはモチーフ中央の「ひし形状の切込み部分」(以下、「ひし形」)なのではないでしょうか?

 

 

もし「ひし形」がモチーフとして重要な部分だったのであればオールドスカルプテッドにリモデルされる際にオミットされることは無かったと思うのです。

 

また、このデザインをクロスとするもう一つの根拠として【ケルティック・クロス】にそのヒントを見出せるように感じます。

 

ケルティッククロスのサークルと”4つの円”

ご覧の通りサークルとクロスの組み合わせによって成るケルティック・クロスですが、私が注目したのはクロスとサークルによって浮かび上がってくる「4つの円」です。

 

あくまで結果論かもしれませんが、私はどこかスカルプテッドオーバルと似た特徴と雰囲気を感じるのですね。

 

 

 

もうちょっと踏み込んだ検証を行うべくイタズラ的実験を行ってみることにしました。

 

それはスカルプテッドオーバルならぬスカルプテッドサークルの作成。それではご覧いただきましょう!!!

 

 

いかがでしょうか?検証の如何は置いておいて「サークルもイケんじゃね!?」という発見をしてしまいそうな佇まいですね(笑) なんかカワイイな・・・これ!?

 

 

苦しいかもしれませんが、こうして並べてみると「円」「十字」で構成された図形にどこか似た印象を感じます。

 

さらには中央に「ひし形」が配置されているクロスも存在します。著作権に関わる画像しか発見できなかったので以下のリンクでご確認下さい↓

 

◆alamy

 

ちょっとスカルプテッドっぽいクロス↓

◆Anglo-Saxon wheelhead cross

 

 

最後に

さてさて、いかがでしたでしょうか・・・。

 

何だか「スカルプテッド=クロス」説を推したいだけのような苦しい検証内容になってしまいましたが、ご笑覧頂けたら何よりです。

 

故ガボール氏のセリフのひとつに以下のようなものがあります。

 

よく、このデザインは俺が作ったんだって言ってる奴がいるけど、

こいつらみんな嘘つきだ。

 

デザインってのはな、2000年も前からすでにあったもので、何年かごとにめぐりめぐって、たまたま自分がいた時期にそのデザインが来ていただけのことなんだ。

 

ずっと前からあったデザインに自分の感性を組み合わせて生まれたものは

オリジナリティっていうんだよ。

 

(GETON!特別編集「シルバーアクセサリーバイブル」より抜粋)

 

「ガボールのオリジナリティ」であるスカルプテッドオーバルは果たして一体何からインスパイアされ、昇華されたデザインなのでしょうね。

 

このミステリアスなところがまたガボールブランドの魅力を一層深いものにしているのは間違えないでしょう。

 

余談ですが、スカルプテッドモチーフはきちんと”天地”(どちらがモチーフの上でどちらがモチーフの下か)が決まっているのだそうです。くどいようですが、モチーフの上下が決まっているあたりにも何かヒントがありそうですね。

 

それではまた次回・・・?

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2件のコメント

  1. このシリーズ大好きです(^-^)/

    スカルプテッドは天地が決まっていたのですね!これは初耳でした
    勉強になります(メモメモ)

    スカルプテッド=クロス説は考えたことなかったですが、言われて
    みればリードのゴシッククロスを凝縮すると似たような感じかも

    新たな視点とても興味深いです♪

    スカルプテッドオーバルにハッピースカルが乗るとちょっと雰囲気
    変わるのもまた面白いんですよね~

  2. 和也 さん

    コメント並びにお見守り下さっているようでありがとうございます!

    リードのアイテムはガボールデザインのエッジを色濃く引き継いでいますよね。

    また、スカルオンスカルプテッドのモチーフ、個人的にスカルとオーバルモチーフの組み合わせの中では最高傑作だと思っています。クロスほどハードな雰囲気にならず、かつ洒落ている気がするんですよね・・・!

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