10sei0otto /ディエイチセイゼロオットー

究極のメッセンジャーバックとの出会い。

 

10sei0otto

 

 

 

贅沢な一枚革が使われた【10sei0otto /ディエイチセイゼロオットー】のこのバッグは驚くべきことにcordovan/コードバン製であるという。コードバンとは言わずもがな希少革の代名詞と称しても過言ではないレザーだけにバッグに用いられているこの面積とクオリティには驚きを禁じえない。

 

特にこのバッグはGuidi社のコードバンの中でも【クラッタカバロ】と呼ばれる非常に希少なものを採用しているのだそうだ。コードバンクラッタカバロは非常になめらかかつしっとりとした質感で”革のダイヤモンド”とまで言わしめているというエピソードが実に興味深い。

 

コードバンというとやはり有名なのはアメリカ・イリノイ州シカゴに本拠地を構えるタンナー・ホーウィン社シェルコードバンであろう。

 

私が初めて”コードバン”という単語を知ったのは米Alden/オールデン社のチャッカブーツがきっかけだ。【オールデンホーウィン社コードバン】とセットでイメージされる方も多いのではないだろうか。コードバンという聞いたこともない名前とガラスレザーのような光沢、深い色合いと独特の味わい深い風合いにカルチャーショックを受けたあの衝撃を今でも忘れられない。

 

それ以来、コードバンは私の中ではいつか手にしたい憧れのレザーになった。しかしながら不思議とオールデンチャッカブーツには食指が動かず月日が過ぎ去っていった。

 

「なぜコードバンが欲しかったのか?」そう問われるとお恥ずかしいながら【素材の性質とストーリーにロマンを感じた。】ただそれだけである。オールデンチャッカブーツにも、トレンドとともに各ブランドからリリースされるコードバン製のウォレットやベルトにも心が動かず、どこか冷ややかだったのはそんな自分のミーハーな気持ちに気がついていたからかもしれない。

 

そんな私がこのバッグと出会ったのは完全なる偶然。別件で飛び込んだ初見のショップの片隅にそれはぶら下がっていた。

 

一目見るなりレザー好きの私が食いつかないはずがない。ショップのオーナーからそのバッグがコードバン製であることを伝えられるなり、久しぶりに心の奥がざわめく懐かしい感覚を感じた。10代・・・いや20代の頃から久しく忘れていた感覚だった。

 

かくして偶然の出会いを果たしたこのバックと私はこれから一体どのような時を過ごしていくのだろうか。バッグの経年変化も含めて今から楽しみで仕方がない。

 

 

by Dad

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